今月7日、性的マイノリティーの人たちへの差別的な扱いの禁止等を盛り込んだ性の多様性を尊重した社会づくりを推進する条例が埼玉県議会で可決、成立しました。
この条例ではLGBTQなどの人たちへの理解や性の多様性を尊重した社会づくりを推進しようと自民党県議団が提案したものです。
条例では、すべての人があらゆる場で性の多様性が尊重され、安心して生活できる社会づくりを行わなければならないことなどを、基本理念としています。
性的指向や性の自認については
・それを理由とする不当な差別的取り扱いを禁止し、
・表明することを強制したり、禁止したりしてはならないとしていて、
・他人が勝手に暴露する「アウティング」を正当な理由なく、してはならないとしています。
また、県に対して、
・必要な啓発や制度の周知を行うことや、
・相談体制を整備すること、
・県が行う事業で、性の多様性に合理的な配慮をすることなどを求めています。
条例に罰則はありませんが、県民や事業者に対しても理解を深めることや、県の施策に協力することを求めています。
【NHK NEWS WEBより引用】
このような条例が成立することで、当事者以外のアウティングに苦しんでいた人やなかなかカミングアウトできない人たちの助けになればとても素敵だなと感じます。
他県でも同様の取り組みが行われればと思います。