トランスジェンダーの当事者で、
性的マイノリティーの権利擁護に取り組んでいる大阪の弁護士が、
差別的な中傷や殺害予告を送りつけられたことを明らかにし、
「トランスジェンダーを狙ったヘイトクライムだ」と訴えました。
大阪弁護士会に所属する仲岡しゅん弁護士は、戸籍上は男性ですが、
トランスジェンダーを公表し、現在は女性弁護士として、LGBTなど性的マイノリティーの権利を守ろうと取り組んでいます。
仲岡弁護士によりますと、
3日から5日にかけて、事務所のホームページの問い合わせフォームを通じて、
「男のクセに女のフリをしている」などの差別的で中傷する内容や、
「メッタ刺しにして殺害する」という殺害予告のメッセージが15件送りつけられたということです。
仲岡弁護士は会見を行い、
「トランスジェンダーの当事者であることを狙って加害予告をしているヘイトクライムであり、社会的少数者や人権問題に取り組む弁護士たちへの挑戦だ。私が屈することはなく、本当に傷つけているのは、あなたの尊厳と価値です」などと訴えました。
【NHK NEWSWEBより引用】