ファーストリテイリングが展開する「ユニクロ」で、不定期ではあるが心身に障害のある方専用の営業時間を設け、周りを気にせずに買い物ができるようにする取り組みを始めている。
全店舗が対応しているという事ではなく、今は限られた店舗のみでの実施に留まっているが、店舗によっては店舗スタッフが駅への送迎まで視覚障害を持つ方に付き添うことで安心して買い物ができるような取り組みを行っている。
ユニクロ吉祥寺店では通常営業時間の1時間前(午前9時)から買い物を楽しむ人々の姿があった。
この日は自閉症を持つお客様とその家族6組が入店しており、「周りに人がいると不安を感じてしまうのでこれなら裾上げ等も含めゆっくりと買い物ができる」と話していた。
同店では今後も不定期で専用の営業時間を設けていく方針であるとの事。
全社に先駆けてユニクロ銀座店では2020年12月から障害者特化の買い物支援をスタートしている。視覚障害者の駅への送迎や店舗内での付き添いサービスを予約制で無料で実施している。
この障害者特化の買い物支援策は社内の有志の活動によるもので、これまでの雇用面でだけでなく、顧客としての障害者にも配慮を広げていく。
背景には多様性の重視が一層経営テーマになっていることがある。
多様性への配慮は単に企業の社会的責任活動ではなく、優秀な人材を獲得して国際競争力を高める上で必須になってくる。
(引用:朝日新聞)
国内最大のアパレル企業がこのような取り組みを行う事で、他の企業も追従して、これまで以上に幅広い人々に配慮をした世の中になれば良いと思います。
今後の動向にも注目していきましょう!