自分の子がトランスジェンダーだと受け入れるの10年。
性的少数者とその家族が半生を語り、受講者と対話をしています。
研修や出張授業を開くNPO法人AHTAの共同代表理事である松岡 成子さん。
中学生の時にいじめに遭い、自分を理不尽に否定されることの辛さを知ったといいます。
その経験から7年前、大学生だった息子にゲイだと告げられた時にこう答えたそうです。
「あなたが病気の時に、隣にいてくれる人がいることが大事。男か女かは関係ない」
その言葉に息子は「現実はそんなに単純じゃない」
その言葉の真意を知るべく、息子を介して何人もの当事者に会ったそう。
ある若者は母親がショックで入院したと泣いて訴えた。
性の多様性への無知による偏見、差別が多くの親と子を苦しめ、多くの人々が家族関係に深く悩んでいた。
目の前について知ろうとすることからしか始められない、そう思い至ったそうです。
2017年のNPO設立以来、3万3千人以上の教職者、保護者、児童に当事者らとの交流の場を設けてきた。
「大切なのは性のあり方ではなく、人格なのだと体感できる」
【朝日新聞より引用:https://www.asahi.com/articles/DA3S14926241.html】
より多くの人々が体感、理解してくれるように。