認定NPO法人「ReBit」がLGBTQなどの性的少数者の若者の意識を調査したところ、10代の半数近くがこの1年間に自殺を考え、7人に1人が自殺未遂をしていたとの事。
LGBTQという言葉は確かに広がってきたが、親が性的少数者を「そっち」と表現するなど、日常の会話で当事者は傷つけられ、「相談できない」と思い詰めている。
調査は12歳~34歳の性的少数者を対象に9月4日~30日までインターネットで実施され、2623人分の有効回答を分析したそうです。
この1年間に自殺を考えた人は全体で40・4%に上り、中でも10代では48・1%に達した。10代は、自殺未遂をした経験が14%、自傷行為も38・1%で、いずれも20~30代より高かったそうです。
家庭や学校が安心できる場でないことも浮き彫りとなりました。
保護者に、自らの性のあり方について安心して話せないという人は全体で91・6%に上った。「保護者がLGBTQに否定的な言動をした」など何らかの困難を経験した人は89・1%だったそうです。
【毎日新聞より引用】
LGBTQという言葉や認識が広がっても、当事者に対してどのように接するのが正解なのかわからない人も多いかと思います。
気を遣わず傷つけてしまう事もありますが、気を遣いすぎて傷つけてしまう事もあると思うと、周りの対応はとても難しいと感じます。
認識や言葉だけが先走るのではなく、誰も傷つかないような、自然にありのままで過ごせるような社会になればと思います。