制服など男女を分ける校則や慣例を見直している大阪市立難波中学校が、
市の「性の多様性尊重大賞」に選出された。
この賞は、LGBTなど性的マイノリティーの人が生きづらさを感じる社会のルールを変えたり、SOGI(性的指向・性自認)に関するハラスメントをなくしたりする活動に取り組む団体に贈られます。
きっかけは2年前、「からだは女だけど、心は男のひと」という生徒のカミングアウトだったそう。
この生徒は自分らしくない制服が理由で登校しづらくなっていたとも話したといいます。
このカミングアウトを受け、教員らは制服検討委員会を設置し、加えて教員12人が「SOGIと学校課題」をテーマにした研究会を立ち上げ、合唱の「女性・男性パート」といった呼び名や、委員会活動に各クラスから男女1人ずつ選出するなど、性別に関わる学校の慣例を一つずつ見直していった。新しい制服は、性別に関わらずスラックスやスカートを自由に選べるようにして、来年度から導入する予定なのだそうです。
表彰式に出席した平島教諭は
「きっかけは1人の生徒だったが、ほかにも同じ悩みを持つ生徒がいることにも気づいた。誰もが過ごしやすいと思える学校にしていきたい」と話しました。
【朝日新聞デジタルより引用】
カミングアウトをした生徒の勇気に応えるべく行動を移したことはとても素敵なことだと思います。
他の学校にも同じような取り組みが広がっていけばいいなと強く感じました。