ヘアドネーションをご存じですか?

長く伸ばした髪が誰かの役に立つことをご存じでしょうか?

年々広がる「ヘアドネーション(髪の寄付)」に関する書籍が出版され、

寄付した髪がウィッグになるまでの流れ、受け取った側の思いなどの様々な疑問についての答えがカラフルなイラストや写真、インタビューで紹介しています。

切った髪を寄付するヘアドネーションは米国で始まったとされ、日本では渡辺貴一さんらが2009年にNPO法人を立ち上げて活動を開始した。

見た目の偏見がいまだに残っている現代だが、ウィッグを着用することで周りの目が気にならなくなり、生きやすくなったと当事者は語っています。

しかしながら、12年間の活動で496個のウイッグを団体が提供しても、今なお307人の着用希望者が提供を待っています。

「美しい話ばかりが広がっているが、数的には支援になっていない」

と医療関係者からの厳しい指摘もあります。

「髪を贈れば解決するわけではない。僕らの中に潜んでいる決めつけや偏見にも気づいてもらえたら。人の見た目にあれこれ言わない社会は誰にとっても生きやすい」

と渡辺氏は語っています。(朝日新聞より抜粋)

この活動について多くの人が関心を持ち、人が見た目を気にしない未来がくることを切に願っております。

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