栃木県知事が同性カップルにも発行する考えを明らかにした「結婚応援カード」。
新婚夫婦や結婚予定のカップルに発行される結婚応援カードは栃木、茨城、群馬の3件では昨年秋に3件共通で使えるようにしていましたが、栃木県だけが同性カップルや事実婚を対象外にしてきました。
県内の首長を集めた意見交換会で那須塩原市の渡辺市長は「すぐにでもやるべき話だ」と口火を切りました。
「栃木県はどちらかというと保守的なイメージがある中で『共生社会とか多様性にも非常に理解があるんだよ』というのをしっかりと打ち出せる意味でも大賛成です」と同氏は語っています。
那須烏山市の市長である川俣氏は自身がシングルであることにも触れ、「市長になってすごく思いますけど、言えない事がいっぱいあるんですよ。パートナーにしか言えないのかなと思う。パートナーがいるってとても幸せな事ですよ」と渡辺氏に賛同しました。
他の方の個別取材では「どのくらいいて、どのくらいいじめられているか、わからない」と語る首長もいたそう。
「知識の中でしか知らず、現実的にどういう人か全く見ていない。会ったことがない。」と漏らす首長もいたそうです。
そんな方々が多く、結果川俣氏と渡辺氏しか発言しなかった意見交換会で最後に川俣氏は
「切り替える事がつらい人はたくさんいると思います。でも切り替えるべき時期に来ているのかと私個人は思っています。」と結びました。
【朝日新聞より抜粋】
たしかに知識だけでなく、実際に性的少数者と交流することがなければ意見を出すことは難しいと思います。
今後、交流の機会が増えて性的少数者が当たり前に受け入れられる社会になっていけばと思います。