日本ではまだまだLGBTQに対する理解が広まっているとは言えません。
これまでも日本以外の国についても何度かご紹介してきましたが、今回はポーランドについてです。
ポーランドでは性的マイノリティーであるLGBTQについて、家族の概念を損なう価値観だとして、否定すると公言している県や自治体があります。
こうした地域はLGBTQフリーゾーン(禁止地域)と呼ばれています。
欧州連合はこの方針に反対し、ポーランドへの補助金を凍結すると示唆したことで、方針を後退させる県も出てきました。
それによってこうした地域に住むLGBTQの人々の暮らしは変わったのでしょうか?
県都キェルツェ出身の同性愛者であるトマクさんは様々な制限があると話しています。
「ボーイフレンドへの愛情を街中で表現するのは怖すぎます。軽蔑や攻撃が怖くてそんなことは絶対できません。」との事。
「宣言が撤回されても個人的には全く変化を感じません。国内の雰囲気が変わったとも思えません」と話しています。
【BBC NEWS JAPANより引用】
自分自身についてやパートナーへの愛情表現をすることで軽蔑や攻撃を受けることはとても許されることではないと思います。
ポーランドでもLGBTQの方々が少しでも住みやすい環境になることを切に願っています。