日用品の大手であるP&Gジャパンは性的少数者(LGBTQ)の理解者を増やす事を目的に自社開発した研修プログラムを外部に無償提供する取り組みを5月からスタートさせました。
企業や自治体を中心に社員らが講師となるオンライン研修を開始し、自社が築いたノウハウを共有することで多様性のある社会実現への姿勢を示しています。
性的少数者の理解者は「アライ」と呼ばれ、研修ではLGBTQに関する正しい知識を身に付け、身近にいた場合に適切な行動ができる人を増やす事が目的だそうです。
自分に関連することとして性的少数者がいる空間を想像して実際の状況を想定したグループディスカッションやその場での対応の仕方等をレクチャーすることで理解ある人材、適切な行動がとれるようにとノウハウを伝えています。
アライの概念に共感する人はアンケートを実施した上では半数以上を占めたが、実際に行動できる人材はまだまだ少ないとの事。
(朝日新聞より抜粋)
今後は言葉として認識しているというだけではなく、正しい理解・適切な行動がとれる「アライ」が増えていくことで、生きづらさを感じている性的少数者の方々も減っていくのではないかと思います。