自民党議員の多くが参加する神道政治連盟国会議員懇談会で6月に「同性愛は精神の障害、または依存症」などと事実に反してLGBTQなど性的少数者に差別的な記載のある冊子が配られたことに対して、
「LGBT差別冊子の対応を求める有志の会」が先月25日に講義する署名5万1503筆を自民党本部宛に郵送しました。
呼び掛け人の松岡さんは同日、東京都内で記者会見し、
「宗教右派と自民党保守派のつながりにより、差別や偏見が助長され、命や尊厳がおとしめられている」と訴えました。
問題の記載は「同性愛と同性婚の真相を知る」と題した大学教授の講演録で「性的少数者の性的ライフスタイルが正当化されるべきではないのでは、家庭と社会を崩壊させる社会問題となるから」などと記されていました。
これに対して有志の会はインターネット上で7月2日から署名活動を開始し、自民党に「これ以上誤った認識に基づく差別的な考えを広めないために冊子を回収すること」を求めています。
ライターとしていち早く冊子について報じた松岡さんは、
「これまでもLGBTをめぐる政治家による差別発言は毎年のようにあったが、今回の冊子は当事者が生きていることを否定するかのような内容が掲載されている。首相をはじめ、閣僚が多数メンバーとなっている会議体の会合でこのような冊子を配るという点で、今までとは一線を画す大きな事件と捉えている」と語っています。
【毎日新聞より引用】
精神の障害や依存症と偏見を広めかねない今回のような事例はあってはならないことだと思います。
毎年のように政治家の発言が問題になっていますが、それも理解が広まっていないことによるものだと考えています。
このようなことが起きないようにLGBTについての理解が老若男女問わず広まっていけばいいなと切に願っています。