10月30日土曜日、「サッカー×LGBTQ SDGs SPECIAL MATCH」としてF.C大阪と鈴鹿ポイントゲッターズの試合が服部緑地陸上競技場で行われました。
この企画は大阪府と包括連携協定を締結しているF.C大阪がサッカーを通じてSDGsの普及、啓発に取り組む中、LGBTQや多様な人々が働きやすい職場環境作りやイベント企画を行っている株式会社アカルクとともに企画したものだそう。
過去最多のOUTアスリート(LGBTQをカミングアウトしたアスリート)の参加を記録した今年の東京五輪で、日本選手団の中にただの1人もカミングアウトした選手がいなかったことに象徴されるように、国内のスポーツ競技全般においてアスリートが性的指向や性自認をオープンにできないような厳しい環境にあります。
F.C大阪の公式サイトでは、
「LGBTQのアスリートやスポーツを楽しんでいる子供たち、そもそもLGBTQの存在を知らないような人たちに対してもセクシュアリティ関係なく、純粋にサッカーを通じて楽しんでもらいたい」と書かれていました。
当日は、F.C大阪の選手がレインボーカラーのマスクを着けて入場し、会場に来られた方々にもレインボーマスクとLGBTQについて記されたチラシがプレゼントされました。
今回のイベントで集まった協賛金の一部は2003年から活動しているLGBTQと女性のためのリソースセンターである大阪のNPO法人QWRCに寄付されたそうです。
【PRIDE JAPANより引用】
注目されるアスリートだからこそカミングアウトすることが難しい環境にあるのは当人にとっては苦しい状況だと思います。
周りの理解や社会の仕組みが整い、何も気にせずカミングアウトして過ごせる日々が早く来ればいいなと感じています。